2012年04月02日
ムムヌチハンターと地下足袋
旗持ちが身にまとう黒衣装をムムヌチハンター(股引半套)と言います。ムムヌチがいわば股引きにあたりますが股引よりウチナーグチらしく股貫と書いたほうが良いのではないかと思います。
ハンターは上着で中国語の半套(パンダウ)が訛ったそうです。
「ムムヌチハンター」という那覇市のローカルヒーローまで登場して正に那覇を象徴する衣装であります。
ムムヌチハンターが那覇大綱挽に取り入れられたのは大正時代で久米村(クニンダ)の中国服を改良したものだそうです。
それまでは白い胴着だったそうです。
黒いムムヌチハンターとセットで黒い地下足袋(垣花は白)を履きますがこの地下足袋は大工や鳶職人の仕事着で普段何気なく目にします。
この地下足袋は実は発明されたのは大正時代だそうで「張り付け式ゴム底足袋」と言っていたそうです。
発明した人はブリヂストン創業者の石橋正二郎氏。地下足袋は福岡県久留米市の生まれなのです。
だからなに?と言われそうですが私は二十歳前後の四年間久留米と福岡にいたので興味をそそられたのですよ~。
博多祇園山笠のホームページに載っています。
山笠うんちく
昭和初期の那覇大綱挽の写真にはムムヌチハンターと地下足袋の組み合わせが見えます。
何気ないところにも歴史があるものですね~。
Posted by takachiyan at 00:21│Comments(0)
│那覇大綱挽
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